車中泊旅行第三弾 北海道旅行4日目後半 ~網走~
さすがに毎日更新は険しい...
週2,3本くらいで続けていこうかと思います。お付き合いください。
サロマ湖周辺をドライブしながら、次の目的地へ。
網走監獄博物館です。収監者じゃないです。
1890年に開設され、1983年まで博物館のある天都山の刑務所が使用されました。
現在でも網走刑務所は存在しており、全面改築され博物館とは別の場所にあります。
遠目から見るとマジで人にしか見えなくて、会釈しちゃいました。
網走監獄と言えばバチクソ厳しい刑務所、というイメージですが、
そもそもの始まりは明治初期の収監者の増加と、国の方針にあります。
明治初期は自由民権運動が広まり、全国的に過剰拘禁となっていました。
そこで、12年以上の懲役を課された囚人を拘禁するために、網走刑務所が完成。
また、当時北海道は未開拓の土地が多く、ロシアの南下政策に対抗するためには
北海道の開拓が急務でした。その中でも上川(旭川の少し北)ー札幌間にできていた
石狩道路に、網走からの中央道路が接続されれば、開拓と軍事利用が促進される、
との考えから、多数の囚人が網走のみならず北海道の刑務所に送られ、道路開削や
開墾、鉱山などの重労働に従事させられています。
中でも中央道路の開削作業は非常に厳しく、162.7kmの道路を、重機もない時代に
8か月で完成させる、というどう考えてもヤバい計画でした。
結果、道路は完成したものの囚人211名が死亡、看守にも犠牲者が出ています。
この辺りの資料は監獄博物館内に展示されていますので、
訪れた方は是非読み込んでみてください。言葉で見るより悲惨さを感じられるかと。
最も、網走刑務所は日本初の農園刑務所だったらしく、
当時の農機具なども展示されています。
現在では畜産も行われており、網走監獄和牛なるブランドが存在するそうです。
博物館について語っているとどうしても鬱屈な内容になってしまいますが。
非常に興味深い展示が多数ありましたので、網走へ行く際は是非訪れて見て下さい。
写真を下記に列挙しておきます。
刑務所の後は、すぐ近くのこちらへ。
オホーツク流氷館へ。
実際に流れてきた流氷が展示されており、間近で見ることもできます。
テンプレですが、タオルぶん回して凍らせたりもできます。
一人で来るとちょっと寂しいかもしれません。
展望台も併設されており、
わりかしいい景色。西日がいい感じですね。
今日は観光はこれくらいにして、本旅行1回目のホテル泊です。
ちょうどGotoが使えたこともあり、一泊4000円ほどで宿泊。
近くの居酒屋へ繰り出すのですが、
これがまあ大当たりで。日本酒の種類も豊富で、飯もうまい。
右下が突き出し、左が初来店クーポンのカスベの唐揚げ。
カスベってなんじゃ?と聞いてみると、エイだそうです。
これがめちゃくちゃうまいんですよ。身も柔らかく、ゼラチン感もあり甘い。
メニューにあったらもっかい注文してました。
奥は明太子です。大好きなので。
北海道の地酒ばっかり注文しながら、
これが最高。優勝。ツブ、ホッキ、タコを注文すると、オオミゾガイが
サービスでついてきました。優しいお店だ。
ホッキを採る時にとれるそうで、ムール貝っぽいみため。日本酒と合うんですよ。
調子に乗ってもういっちょ。
なんだっけなこれ...めちゃくちゃこってりしてたのは覚えてるけど、名前忘れた。
店員さんに京都出身で、網走キャンパスの学生さんがいたもんで、久しぶりに
関西弁を聞いて、ちょっとほっとしたりもしてました。
日本酒5合飲んで、食うだけ食って5000円ちょっと。満足感は非常に高かった。
お店はこちら。網走に行く際は是非訪れてください。
この日はそのままホテルに戻ってシャワー浴びてぐっすり。
明日は知床方面へ向かいます。
振り返りながら、ここからが一番旅としておもしろかった部分になります。
伝わるよう頑張りますので、楽しみにしててくださいね。
それでは今日はこれで。