車中泊旅行第二弾二日目前半~石見~
年末進行でお送りしております。
明日の夜からまた車中泊旅行が始まるので、それまでには書き上げたいです。
実質今晩のみ...?
というわけで二日目前半です。
石見銀山の近くの道の駅で1泊し、開山凸を決めます。
割と旅行の時は下調べをする派ですが、ここに関してはほぼノータッチ。
ナビに案内されるまま車を走らせ、見えてきた駐車場に車を止めます。
Bのあたりの駐車場だったのですが、このマップを見てびっくり。
目玉の龍源寺間歩まで2.3km...え、遠くない?
課金しました。
これで龍源寺間歩まで10分!!文明ってすごいね!!!
というわけで到着です。
龍源寺間歩、という石見銀山内で常時開放されている唯一の坑道です。
間歩、というのは坑道という意味だそうで、江戸時代ごろに開掘されています。
近くに大久保間歩という大きな間歩もあるのですが、こちらは完全予約制のツアー。
今回はスルーで、複数人で来るときに行ってみたいと思います。
それでは、龍源寺へ入っていきましょう。(入場料の支払いにWAONが使えました)
フラッシュマックスでこれです。肉眼だとだいぶ暗い。
あと入り口の裏手で発電機の音にビビる僕。割と怖がりなんです。
こちらはひおい坑と言って、鉱脈をたどって掘られた穴だそう。
枝のように間歩のあちこちに見られます。いかんせん狭い。W600×H800くらい?
ここに潜って銀を掘っていたらしいです。すげえな江戸時代。
照明が当たっているところだけ緑が見えます。照明で光合成できる証ですね。
実は天井もちょっと低めで、180cmの僕だとちょっとかがみながらになります。
筋トレ気分でビビりながら歩いていくと、
本来はこの先にも間歩は続いているらしいですが、僕たちはここまで。
ここからは観光用坑道で外へと歩いていきます。
この出口が割と急で、途中には休憩用の折りたたみいすがありました。
きついのは僕だけじゃなかったようです。
というわけで出口です。だいたい30分くらいでしょうか。
にしてもこの出口、ダンジョン感がすごい。おつきみやまかな??
出口の周りにも、
こんなちっちゃな坑道らしきものが無数に。こういう小さいものは個人所有の
坑道だったらしいですが、だんだん国有になっていったそう。理不尽を感じる。
山を下って10分ほどで入り口まで戻り、再度自転車にまたがります。
続いて向かったのはこちら。
精錬所跡です。銀山で採掘した銀をここで精錬していたとか。
”少し”山を登ると選鉱場まで行けるとのことで、いっちょいってみっか!と登ります。
草まみれでも、石組はそう簡単に消えませんね。ロマン。
こうして選鉱場を登り切った僕の目の前には、
ここで引き返すんだ!!!今すぐに!!!俺は未来から来た!!!信じてくれ!!!
なんて聞こえるわけもなく、ヘラヘラっと上っていきます。
階段の向こう、道らしきものは見えません。未知しか見えません。
まあこれくらいは山だし珍しくもないわ、とまだ余裕。
ハイキングよろしく、楽し気に山歩き。
ただ、このあとの景色に僕は後悔させられることとなったのです...
未開の地すぎる。なんだこれは。
人もいない。すれ違ったのは作業服&ヘルメット&安全靴の二人組。
観光で来る場所ではないのでしょう、道中蛇に出くわして心臓ちょっと止まったし。
でもきっとこんな山道の先には素晴らしい風景があるはず...
そう自分を鼓舞し登り切った先に待っていたのは......!?
ただの広場やんけ。わしの苦労を返してくれ...
せめてシュート後だけでも...とその方向へ歩いていくと
人が通った形跡がない。わしゃ遭難でもしとるんか???お???
文字通り徒労でした。余程ハイキングが好きな方じゃない限り、オススメはしません。
何が地獄かって、来た道戻るんですよね。こええよ。
ひいこらいいながらなんとか下山。自転車を返しに行った際に精錬所の話をすると、
スタッフさんが一言。
「あんなとこいったの!?そりゃ疲れるわ!!!」
観光案内の人にこれ言われちゃおしまいですね。
というわけで前半の記事もおしまいです。
2日目後半もお楽しみに。